こぴぺ

昔、昔 
ある村に「ゴン太郎」と言う巨人がいるような気配でした
ゴン太郎は身長10メートル
村1番の力もちってことで、いばりくさってました
しょっちゅう村人を集めるゴン太郎は
そのファイチィングマッスルぶりを見てほしい気分満点でした
「ゴン太郎は世界1でかくて強い!」
それがゴン太郎の口ぐせで、多い時には1日に100万ホーンでした



そんなある日
村の長老がゴン太郎に言いました。
「ゴン太郎・・・おまえどっか行け。」
ゴン太郎は旅に出ることにしました
村人は、大きくていばってるゴン太郎の事が”うざい”という気持ち
丸出しだったのです・・・
「フン、あんなちいせえ村、最初から用はねぇぜ。俺はこれから、世界を制する旅に出るんだ!」
こうして、村を追い出されたゴン太郎の、世界征覇のたびが始まりました


ところが旅に出て2日目のこと…
ゴン太郎がスキだらけで昼寝をしてると
「ん・・・」
「なにゃあーーーーっ!!?」
そこには、山のようにドデかいマンモスが「お〜〜〜〜お〜〜〜」
とかいってました。
「こ・・・こいつは・・・」
自分より体の大きい生き物を初めてみたゴン太郎は、もう、ビックリマンのどきどき学園でした。
「やんのかコラァ〜〜」
巨大マンモスは自信もりマンでした。
それもそのはず・・・マンモスから見ればゴン太郎なんて、シルバニアファミリーの1員っぽいほど小さいのです。
ゴン太郎はヤバイと思いました。12回くらい思いました。
しかしゴン太郎は、
(そうか うまくこいつと組めば世界制覇の夢はより確実に…)
という 逆転満塁ホームランを思いつきました


もともと口のうまいゴン太郎…
アホ丸出しのマンモスはすぐに口車に乗せられました。
”コンビ結成”
マンモスの500万パワーとゴン太郎の100万パワーを合計して
コンビ名は「200万パワーズ」に決定しました。


この世に敵はナッシング!!
ゴン太郎はまるで黒王号に乗ったラオウでした
そんな北斗的気分で旅を続けていると、
目の前に ビッグ・ザ・ウンコがありました。
しかし、それはウンコではなく…
ヘビでした。
「シャーー」ばくっ
マンマスはあっという間に、リズミカルに食べられてしまいました。
これが
食物連鎖
自然の掟…
光合成
微分積分
ゴン太郎は生きることの厳しさを学んだと見せかけて………
(このヘビと組めば世界どころか…宇宙いくだろ!!)
なんてことを考えていました。
「なに、世界制覇?いいねそれ」
そしてアホなヘビはゴン太郎と手を組みました。


体長2キロメートルのヘビと身長10メートルのゴン太郎を合わせて
コンビ名は「2000万パワーズ」に決定しました。
向かうところ敵なし!
ゴン太郎は、まるでシェンロンにまたがる悟空のノリでした。
そんな、ある日のこと・・・
上空から黒い影が・・・
「!!」
「なにゃあああああああああああああ!!!」


それは、もう、超ド級のハゲワシでした。
「あああああああーーー」
がしっ「ゴックン」
ヘビはあっという間に、食べられてしまいました。
「にゃんなあああああ!!!」
しかし、そこには、スペシャル・スモール・ザ・ビッギングな”たこ”がいました。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」


「なに、世界1だと?」
「ああ、もう俺と組めば、もうマジで、ファイナルサンダーだぜ」
「ファイナルサンダーか…」
こうして、最強のコンビ「2000万パワーズ
が、また、誕生しました・・・


すると、たこはゴン太郎を乗せ、海へ向かいました。
「何で海へ?」
「地球の7割は海だ。世界を制するって事は海を制するってことだ。」
「なるほど、急がば、回れか…」
ゴン太郎は偏差値5ぐらいのノリでした…


「うおー ひろー」
海は広く…それはもう、広く…青く…青広く…
ゴン太郎は感動して涙が出そうになりました。


そんな海のたびを楽しんでいると…
「ん なんだこれ」
「・・・・・・・・」
クジラです
「あ〜〜〜〜〜〜」
”世界最大最高ウルトラメガトン逆転満塁サヨナライエローカード級”のクジラが現れたのです。
たこはマッハ8・2のスピードで逃げまくり
「わっ」
残されたゴン太郎は…5リットルぐらいの小便をちびりまくっていました
でも なんだか様子が変です
クジラには今までの奴のような威圧感がありません
まるで当たり前のように、自然とただそこにただずんでるだけでした
「ああ・・びっくりすることはない…食べたりはせんよ」
クジラはそう言いました。
「むしろ、その逆じゃ…わしはもう歳で明日には死ぬ…」
「そしたらわしの大きな体を食べて、たくさんの生命がつながるじゃろう…」
「それが、わしの、最後にしての最大の仕事じゃ…」
ゴン太郎は、その発言のスケールのでかさに、おもわずウンコがもれました・・・


そして、ゴン太郎はたびにピリオドを打ちました。
そして村に帰りました
村人からは、ブーイングの嵐でした。


「長老…世の中、上には上がいる…そのことを学ばせるために行かせたんですね」
「え?」ギクッ
「・・・・・・・・・・・・」
「そ、そうじゃ」苦笑


まー、とにかくゴン太郎は頑張ったとさ